松本城まで三百間

松本本町は江戸時代を通して、商業、文化の中心として繁栄していました。松本城大手門の正面に位置する本町にはお使者宿(本陣)がおかれ、文人墨客の往来も多く、本町通りの両側には有力な町人たちが軒をつらねていました。
松本本町から松本城まではおよそ三百間(約540m)。
常に歴史の舞台となってきた本町から松本城を目指して散策してみるのも、またこの町の楽しみ方です。

城下町・本町

長野県のほぼ中央に位置している松本市。
平安時代には信濃国府が置かれ、中世には信濃守護の館の所在地として、また江戸時代には松本藩の城下町として栄えました。
伝統的に教育を尊重する気風が強く、明治初期には日本で最も古い小学校のひとつである開智学校が開校。進取で議論好きの市民気質から「学都」とも称されます。
また、近年では小澤征爾マエストロによるサイトウキネンフェスティバル松本が毎年開催されるなど「樂都」であり、日本アルプスの玄関口である「岳都」と合わせ、「三がく都」として、多くの人が集まる街でもあります。

本町周辺の見どころ・国宝 松本城

北アルプスを背景に、威風堂々とした趣の国宝松本城。五層六階の天守閣では日本最古のもの。黒く美しい姿から、別名「からす城」とも呼ばれ、多くの市民に愛されています。平成11年に復元された太鼓門も見事で、観光客によろこばれています。

本町周辺の見どころ・中町

本町と松本城の間で賑わう中町通りには、なまこ壁や黒壁の蔵造りの建物が多く残っています。江戸時代から問屋が集まっていた中町は、江戸末期から明治初期にかけて、たびたび火事に見舞われました。この火災から守るために蔵造りの建物が集中して建てられるようになったそうです。現在では観光の方が多く訪れ、白と黒のコントラストを楽しまれています。

牛つなぎ石

「敵に塩を送る」という言葉は上杉謙信が武田信玄に越後の塩を送った故事に由来しています。塩を運んできた牛がこの石に繋がれたといわれています。

松本市時計博物館

古時計の研究者であり技術者でもあった本田親蔵氏(1896~1985)が、生涯をかけて収集した貴重な和洋古時計のコレクション。できる限り動いている状態で展示しています。
お問合せ/0263-36-0969

重要文化財 旧開智学校

わが国最古の擬洋風学校建築。風見鶏、ステンドグラスが印象的な外観。内部の教室では明治から昭和の教育資料を保存・展示しています。

同心小路

本町通りを西に伸びる小路は同心小路とよばれ、およそ10人の町同心が住んでいました。同心は昼夜をわかたず、城下の治安を見守っていました。

高砂町と源池の井戸

本町通りを東に入る高砂町は、縁起の良い人形の町。通りの東端には、松本城の築城以前から大切に守られてきた、清らかな湧水をたたえる、源池の井戸があります。

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